モノクロイラストの仕上げについて 2パターンをご紹介

著者:川本まる

モノクロイラストの仕上げについて 2パターンをご紹介

過去のブログ「イラスト依頼時に伝えて頂きたいこと」において、
モノクロイラストの場合はスクリーントーン風仕上げかグレースケール仕上げかを
教えて頂きたいと書きました。
 
今日はその違いについて少し解説したいと思います。
 
まずは下の画像をご覧ください。
それぞれ、右が「スクリーントーン風」左が「グレースケール」で仕上げたものです。
 
 
主線とベタは全く同じですね。
いわゆるハーフトーンの部分が違うのがおわかり頂けると思います。
 
スクリーントーン風仕上げにするかグレースケール仕上げかにするかとは、
納品時に私がイラストデータをお渡しする際、
どちらの状態にしてほしいかを教えて頂きたい、という意味になります。
 
 

◇どちらがいいかは後工程による

 

 

2パターンのどちらがいいかは、イラストを使用する媒体をどのように印刷会社へ入稿されるのか、また媒体全体のデータをどのように作成されるのかによりますので、一概に言えません。
 
ただ、もしもどちらがいいのかわからないよ…というお客様がいらっしゃいましたら、
スクリーントーン仕上げをおすすめいたします。
(印刷したら、イメージとかけ離れたものができてしまった!というミスが起こりにくいためです)
 
なおグレースケール仕上げのイラストも、一般的に印刷されると網点に変換されますので、
最終的に細かい点の集合で表現されるというのは同じです。
(スクリーントーン仕上げと全く同じイラストになるという意味ではありません)
 
作業上、早い段階で知っておきたい情報の一つですので、
イラストご依頼時には「ラフデータ完成ごろまで」を目安に必ずお伝えくださいね。
よろしくお願いします!

 

 

 

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