このたび京都芸術大学のイラストレーションコースで非常勤講師としてお仕事をはじめました。
26年1月に初めて数名の方の提出課題を添削させていただきました。どなたもとっても熱意を感じる課題となっており、また他の先生方の添削内容があまりに素晴らしいので、私の力不足をひしひしと感じているところです。
私が担当しているのは、美術解剖学の課題添削です。大抵の学生さんは、人体骨格を描いたことがありません。初めて描くという方がほとんどですので、難しくて当たり前。医学的に正しいとか正しく無いとか以前に、細部まで気を抜かず全身描き切るのが大変なことであるのは、私自身が何度も感じていることです。
講師ですので、骨について誤りがある場合は指摘もしますが、まずは「最後まで描いて提出した」ということを評価したいですね。
生成AIの発展が著しい中で、もし私が今若かったら、絵を学ぼうという意欲がかつてと同じように持てただろうかと考えることが多いです。お仕事をしていても「こんな作業にここまで時間をかけて、意味があるのだろうか」と虚しくなる瞬間が時々あります。
絵を完成させるだけのエネルギーを、持ちにくい環境になってきているのではないでしょうか。
でもやっぱり、お仕事の絵を描いて疲れた時は、好きな絵を描くのが一番だなぁ〜などと思ってしまうのです。
学生さんの絵を描く意欲がさらに向上していくように、良い助言ができるよう頑張ります。
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