つい先日、衝撃的なネット記事を読みました。
ソーシャルメディア事業を展開する株式会社Gaiaxさんでは、
一部の事業部で、「苦手なことは月5万円以上外注すること」がルールだというのです。
例えば社内資料の体裁を整えると言ったような、お仕事の本質ではないサブ業務や
社員個人が不得意とするところを、20人〜30人のフリーランスデザイナーなどに
外注されているそうです。
優先順位の低い業務を外注化することで、本来エネルギーを向けるべきメイン業務に
社員を集中させる…、どの企業も思いつきはするけれど、なかなかここまでは踏み込めないという
振り切ったルールですね。
実は私、ここ2ヶ月ほど紙版のポートフォリオ制作と発送をサボっておりまして、
ようやく重い腰を上げてこのお盆休みに活動を再開したのですが、これがなんとも時間がかかるのです。
Illustratorにイラストを配置する、参考価格や納期を書き込む、プリンターで刷る、
紙が無くなれば追加する、インクが切れたら入れ替える、全部刷れたらクリアーポケットに2枚づつ
入れていく、クリアーポケットをまとめてファイルに綴じる…、
そもそも紙とインクとファイルとクリアーポケットを買ってくる、という業務もありますから
1冊作るのもなかなか労力が掛かっているのです。
そして出版社様やデザイン事務所などに電話(もしくはメール)をし、
ポートフォリオを送っていいかどうかを聞かねばなりません。
これは精神的な話で、よっぽど自分を「その状態」に持っていかないとできないことなのです。
(作る作業は印刷会社に出してしまうという手があるのですが、イラストの順序の入れ替えができなくなる事、
容易には内容を更新できなくなる事がネックでしていません)
というわけで、私も本来するべき業務にエネルギーを向けるべく、
こういう業務を誰かに有料で振りたいなあ〜とこの記事を読んで初めて思ったけど、
学生時代の友人知人も遠方で、ママ友さえ一人もいない私には、頼む人などいないのでした…。
中高校生くらいの親戚でも近くにいれば、夏休みのお小遣い稼ぎにと、頼みたいのになあ〜。
…てな感じで自分の場合の「外注できない言い訳」をつらつらと考えてみると、
自社業務を外注するって本当に勇気のいるチャレンジなんだと分かります。
「もっと収入が増えたら」とか「外に事務所が持てるくらいになったら」とか、そういう事じゃなくて
今必要な投資として着手するって事ですよね。
うむう〜
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