第10回クリエイターEXPO 反省会

著者:川本まる

第10回クリエイターEXPO 反省会

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2021年4月14日から16日まで、東京ビッグサイト南館において「第10回クリエイターEXPO」(以下クリエポ)が開催されました。

 

おかげさまで会期中に事故や怪我などなく過ごすことができました。
2019年4月以来2年ぶりの出展でしたが、大勢のお客様とお顔を合わせることができ、出展してよかったなと感じています。既にお打ち合わせの予定も何件か決まりまして、今後のお仕事に繋がりそうな予感です。

 

今回はイラストレーターゾーンでの出展でしたが、コロナ禍の影響か、ブースの配置場所が当初の申し込み時と変わってしまう方が多かったようです。

私も当初考えていたイメージとはちょっと違う感じに配置されておりまして、不安もありましたが、周囲は優しくマナーの良い出展者様ばかりに囲まれており、気持ちよく3日間を過ごすことができました。

 

 

新型コロナウィルスの蔓延が全く収束できる見込みのない状況の中で、一体どれほどのご来場があるだろうか?ということは、10月の申し込みからずっと心配していました。

招待状は送っても良いものだろうか、ということ。アクリル板やフェイスガードは用意した方が良いだろうか?ということ。そして最も悩んだのが、配布用パンフレットの印刷部数です。

 

私は前回2019年の出展時に「初日で用意したものが全てなくなる」という地獄を経験したため、人が来ないのではないかという心配と同じ強さで「足りない」という展開だけは避けたい!という焦りがありました。

 

Twitterなどで調べると、300部から600部くらいがボリュームゾーンのようです。

しかし、私にとって300部は前回初日で無くなってしまったまさにその数なのです…。

 

結局、余って処分する苦しみよりも足りなかった時の後悔の方がしたくないと考え、前回配布分に近い900部を印刷しました。

 

 

クリエポは、チラシやパンフレットを多く配った方が偉いとか、より多く仕事が来るとかいうわけではありません。配り方に対する考え方も人それぞれです。本当に興味を持って下さった方だけに持っていってほしいというクリエイターさんも多くいますし、出展したからには少しでも多くチャンスを得たいと1000部近く配る方もいます。

 

多く配ったほど捨てられてしまうのでは、という意見もあります。そこに正解はなく、人の真似をする必要もないと思っています。

 

私はどうしても足りないのだけは回避したかった事、そしてパンフレットが私に替わって仕事をしてくれると信じて、少し多めの数にしました。

 

 

ただ800〜1000部を配ろうと思うと、現実はかなりつらいです。

3日間ほぼ休みなく立ちっぱなしで声を出し、一生懸命配らなくては不可能な数字だからです。

 

私は3日目の夕方17時40分頃に全て配布完了しましたので、そこだけ見ると一見読み通りのようにみえますが、そんなことはありません。正直言ってもうちょっと休みたい…座りたい…なんでこんなに刷ってしまったんだろう…とずっと思っていました。

恐らく次回は600部か700部くらいにすると思います。理由は、もうちょっと座りたいから。

 

 

名刺交換はというと、ちょうど100枚ほどさせて頂きました。

今まで直接お会いしたことのないクライアント様や、憧れのメディアの担当者様もいらっしゃったりして、やはり直接お会いできる展示会ってありがたいですね。

中には「川本さんから届いた招待状で入ったよ〜」というお客様も!とっても嬉しかったです。

 

周囲を見回すと本当にお上手で、おしゃれで、個性的なクリエイターさんばかりですから、
設営中は「もう誰も私の絵を見ないで!」という気持ちになります。

逃げ帰って今まで通りに暮らしたい、傷つきたくない!と考えてしまうのです。

でも一歩踏み出して必死にパンフレットを配っていると、私に興味を持ってくださるお客様もいてくださって、前向きな気持ちが湧いてきます。

 

実際どのくらいお仕事につながったかは、半年後くらいにご報告したいと思います。

 

次回は2022年6月末。すでに申し込みました。

私にとって出展料+準備費用の24万円はとても大きな出費です。

しかし勇気を出して攻めなくてはリターンもない!というわけで来年も頑張ります。

 

 

 

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