フリーランスはクレームなど言って貰えない。ただ無言で二度と頼まれなくなるだけ。

著者:川本まる

フリーランスはクレームなど言って貰えない。ただ無言で二度と頼まれなくなるだけ。

2019年色々と反省することも多かった一方で、一つ良かったなあと思うことは
継続(だったはず)の案件を無言で切られる事案」が一件も無かったことです。

 

去年はありました。
その前もありました。

 

次の資料、準備できたら送りますねと言われたまま、二度と連絡が来なくなるのです。

 

今だったら、2〜3ヶ月程経った時点で「何か不手際ございましたでしょうか?」とか
「もしや送って頂いた資料がこちらに届いていないのかもしれないと考えて、念のため
ご連絡を差し上げました」とか、フォローを入れるかもしれないと思うのですが、
当時はひたすら怖くてそんなこと出来ませんでした。

 

自分に全面的な非があるに違いないと考え始めると、その想像を現実に変えてしまうのが恐ろしくて、こちらからお客様に連絡などできなかったのです。

 

「あの絵の方向性じゃあやっぱりダメだったんだ」とか
「期待に応えられてなかったんだ」とか…

 

実際には、プロジェクトの方針が変わったとか、担当者の方が急病で変更になったとか、上司の方が変わって承認されなくなったとか、予算が削減されたとか、まあ色々な外因の場合もあると思うんですけども、それならそれで、お客様との間に信頼関係がきちんと構築できてさえいれば、その事をご説明を頂けるのではと思います。

 

一切のご説明がなかったということは、最低限の信頼関係さえも作り上げることが出来ていなかったか、よっぽどご不満が溜まりに溜まっていたかのどちらかのように思います。

 

切られる前にご不満を言って頂けることは稀です。
お客様も言いづらいことは言いたくないからです。
言葉を選ぶストレス、自分が悪役になるストレスは誰だって負いたくありません。

 

結果、何も言われずに切られるわけですが、これがもう本当にこたえます。
真実が分からずじまいなせいで余計にトラウマになるという悪循環。

 

 

2019年はなんとか回避できましたが、この先もお客様からのフィードバックが受けられないのでは遅かれ早かれまた同じ事を繰り返してしまうのでは…と考えた結果、
この年末はお客様にアンケートを取ってみることにしました。

 

アンケートは無記名で、どの客様がどの回答だったかを知ることはありません。
この1年間にご依頼頂いたお客様全てにアンケート協力のお願いを出しています。
(年末の多忙な時期に大変ご負担をお掛けするのは心苦しいところもあり、
時期については再考が必要かも知れません。)

 

 

アンケート内容は以下の通り。3問です。

 

・納品されたイラスト等の品質、お打ち合わせ、連絡のやりとりなどについて

 全体的な満足度をお教えください。(選択式)

 

  ◉とても満足
  ◉満足
  ◉どちらでもない
  ◉不満
  ◉とても不満

 

・川本まるとのお取り引きにおいて、ご不満な点、

 改善してほしい点があればお教えください。(記述式)

 

・他のクリエーター様が取り入れていらっしゃるツールや連絡手段などで、
 川本まるにも取り入れてほしいものがあればお教えください。(記述式)

 

 

このアンケートはスターフォーム様を利用させて頂きました。
無料で簡単にアンケートが作れましたよ!

 

 

お陰様で少しづつお客様から回答が集まって来ているようです。

現在はまだ集計結果を見ていません。

 

正直ドキドキします…。
だって「私に対して不満なこと」が書いてある(はず)なんですから…。

 

アンケートで寄せられたご意見を真摯に受け止め、来年の活動に反映していきたいと考えています。ご回答頂きました皆様、お忙しい時期にご協力頂きまして誠にありがとうございました。

 

 

 

 

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