息子(2歳)の独自言語に思う

著者:川本まる

息子(2歳)の独自言語に思う

息子(2歳)はどらえもんのことを「ンモンモ」と呼びます。

 
近頃の息子はすごく語彙が増え、独自発音の単語がばっしんばっしん使用されるので
逐一解読してついていくのが大変です。
 
一例を紹介しますと、
 
ハンバーガー→ハンバウアー
お月さま→あっちーま
てんとう虫→ちーぱーちー
ヘリコプター→てててたー
靴下→じーたん
ピーマン→じーたん
 
などなど、わかりやすいものもあれば親以外わからないものもあります。
(靴下もピーマンも「じーたん」なのでややこしい…)
 
これらをしっかり記憶していないと、息子との会話は成立しません。
向こうは私たちの言葉を理解しているらしいのですが、
彼の発する単語はこんな風なのです。
 
以前、まだあまり世の中に文化を知られていない部族の人たちに密着して
長年彼らの言語を調査しているという言語学者さんのTV番組を見ました。
 
その言語学者さんは、今では彼ら部族の言葉をほとんどマスターしているのですが、
何せ他の文化とほとんど交わらずに暮らしてきた村だったため、
はじめに出会った頃は全く言葉がわかりませんから、それは苦労されたそうです。
 
息子と話していると、その番組のことを思い出します。
なんだかこう、解読できるとなんとも言えない喜びがあるんですよね。
「ついに解明したぞ!」みたいな。そして記憶したくなるし、広めたくなります。
未知の言語を調査する言語学者も、こんな気持ちだったのかな。
 
嬉しくなるあまり自分まで息子語で喋り始める始末です。
なので息子の発音は一向に改善しない負のループ。
(保育園でがっつり家族以外の人間に揉まれている息子ですので、多分大丈夫だとは思います)
 
3歳になると大人と変わらないように喋れるようになるらしいので、
今のうちに息子の独自言語時代を満喫したいと思います。

 

 

 

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