クリエポのパンフレット、何冊持ち込む?

著者:川本まる

クリエポのパンフレット、何冊持ち込む?

イラストレーターの皆様、クリエイターEXPOには作品集となるパンフレットやフライヤーを、何部持って行かれますでしょうか。

 

私が初めて参加した時、一番悩んだのがパンフレットの部数でした。
いろんな人のブログやらツイッターやらを拝見して、随分考えたような記憶があります。

 

 

私のお勧めは500〜700冊

 

過去に300冊と900冊での参加を経験した上で、このあたりが妥当な冊数ではないかと感じています。

 

そんなに必要?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、クリエポのイラストレーターブースは、本当に人通りが多いです。

 

200〜300でも勿論いいし、毎回それくらいだよという人もいらっしゃいますが、現場に立てばかなり少ない方だと思った方がいいです。

 

200冊:
「本気で仕事を振ってくれる可能性のある人や、名刺交換をした人にだけ配りたい。会場のゴミ箱には絶対捨てられたくない」という人向け

 

300冊:
「自分が仕事をしたい業界の人なら、ぜひ持っていってほしいけど、無関係な業種の人には配りたくない」「会期中に外出、長時間の休憩予定がある」という人向け

 

400冊:

既に活躍しており「会期中は来客、商談が多いのでとても手渡しはできない」という人がこれくらいの部数になさるケースも。

 

商談をしていない時間はブースに立って声かけをし、パンフレットを差し出して積極的に配りたいと考えている場合は600冊or700冊かなと思っています。

 

 

初参加ほど多めに持って行った方がいい

 

 

初めてクリエイターEXPOに出展される場合、500冊以上をおすすめします。

 

クリエポ は同人誌即売会でも展示会でもありません。ですから、パンフレットやフライヤー、名刺がどれだけ余っても大した問題ではありませんが、途中でなくなるのは絶対NG

3日目の午後遅くに、重要なお客様がいらっしゃるという可能性も十分にありますからね。

 

クリエポ では、多くのパンフレットが余っているのは全く恥ずかしいことではありません。ペースを読み切れずに早く切らしてしまう方が、社会人として遥かに恥ずかしいことなのです。

 

既に自分の考え方や配布ペースを掴んでいるベテラン勢が300部持ち込みするのと、初心者が300部を持ち込むのは全く違います。クリエポ 初出展時にはたいてい周囲の空気に飲まれてしまうからです。前述したような「本命の業界の人だけに」など、心に決めていてもその場に立つと吹っ飛んでしまうかもしれません。

 

慣れていない人ほど、念のため多めに持って行った方が、失敗の心配がありませんよ。

 

 

実際、何冊くらい配布可能なのか

 

 

去年、私は900冊を配りきりましたが、たぶん900冊から1000冊くらいが配布の限界値ではないでしょうか。

 

ただしこれはもうずーーーーーっと立って配り続けた場合であり、おそらくその大半は私の仕事と無関係な人なのです。もしかしたら、そのうち300くらいは会場内のゴミ箱へ入った可能性があると思います。

 

しかし、無意味かもしれないのにパンフレットを大量に配ったのにもちゃんと理由があるんです。

 

2019年に初参加した際、お隣になったイラストレーターさんが、ずっと立って配るタイプの方だったんですよね。その方は「1000部持ってきました」と軽い感じで仰いました。

 

私は衝撃を受けました。どう見ても画力、実績、見た感じの人間性、全てが私を上回っているのです。そんな人がずっと立って僕は1000部配りますよと言っているのに、私はその頑張りでさえも負けてしまうのか?と。

 

それではダメだと強く思いました。画力も実績も劣っているなら、せめて会期中にアピールする努力の量だけでも勝てなければ、この先やっていけないという気がしました。

 

今思うと、私らしい負けん気なのですが、こういう健全な闘志のきっかけを貰える場としても、クリエポは有意義だと感じています。
劣等感のその先にある、負けないぞという気持ちは大切にしたいですね。

 

でもまあ…、1000部はね、今思うと、ちょっと多いなあとは思います。笑

 

多分、この辺が限界の数字ではないでしょうか。

 

 

 

著者について

川本まる administrator

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。